呼吸器外科の看護師の仕事内容について

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呼吸器の疾患は本来、内科に分類されるものですが、「呼吸器外科」とは、近年の医療細分化の流れの中で、より専門的な集中治療を行う診療科として、人々の注目を集め、大きな期待を背負っている診療科です。

気管、気管支、肺、横隔膜など、呼吸器に関して利用を行う診療科を「呼吸器科」と言いますが、その中で、手術治療を担うのが「呼吸器外科」です。

呼吸器外科の手術として最も多いものは肺悪性腫瘍、すなわち「肺がん」です。

肺がんと言えば、現在、胃がんを抜いて日本人の死因のトップとなっており、呼吸器外科とは、言わば、最も危険な病気と向き合う診療科ということになります。

また、今後、高齢者の増加により、患者数が増えてくることが予測され、高い需要があります。

当然、その中で看護師の役割は重要なものであり、他の診療科と比べても高いスキルが要求されると言えるでしょう。

また、周術期、化学療法、終末期医療など、ケースによって看護が異なり、対応力が求められる仕事です。

手術後の患者は、しばらくの間、入院する必要があり、その間、昼夜を問わず患者や家族と向き合い、精神面を含めたケアを行うことになります。

特に、肺を移植した患者などは体力や筋力が著しく低下しており、自力で体を起こすこともままならないという場合も多いです。

そういった日常生活の援助をはじめとして、服用する薬物のチェックや、退院後の健康管理指導まで、仕事内容は多岐に及びます。

また、肺がんは喫煙が原因であるケースが多いです。

そこで患者に禁煙方法を提案し、禁煙を強く推奨するとともに、リハビリテーションについても指導していかなければなりません。

看護師は術後の患者にとって心の支えとなる存在であり、そのため、人に対して気配りができ、精神的にもタフでないと務まりません。

その仕事内容は、他の診療科と比べても大変なものと言えますが、それだけにやりがいがあります。

自分の看護によって、生死をさまよっていた患者の容態が良くなり、笑顔で退院していくときの感動は言葉で言い表しようがないものです。

呼吸器外科の看護師の求人は、他の診療科に比べてもかなり多いです。

そして、日本の三大死因である肺がんを扱う診療科であることから、今後、更に需要は増大していくことでしょう。

現在、多くの看護師が、効果的な施術により、患者が早期回復して退院できることを強く願って頑張っています。

看護師としての成長を日々実感することができる診療科です。